ストレスホルモンは、肌が持っている免疫力を低下させてしまいます。その結果、肌荒れとなって表れてしまいます。
肌荒れになる原因のひとつにストレスがあります。
ストレスによる肌荒れとの因果関係についてご説明していきます。
まず、ストレスが起こる要因について説明していきます。
ストレスは、だいたい以下の3つに分類されると思います。
1.環境的な要因
暑い、寒い、不快な騒音、睡眠不足など
2.精神的な要因
怒り、不安、心配、悲しみ、緊張など
3.社会的な要因
職場環境や家庭環境などにより、体や心に生じる歪み。
社会的な要因は大変注目すべきです。
人によってストレスと感じる事柄はそれぞれ異なりなりますが、たいていの人は仕事における対人・人間関係、子育てにおける不安や不満、憤りなどに強い精神的なストレスを感じることが多いと思います。
ストレスと感じる事柄が長期間継続したり、強烈だったりすることで絶えず心身が過酷な状況に置かれ、耐えられなくなり、歪みを生じた結果、ストレスの病気となってしまいます。
ストレスと肌荒れの関係についてはどうでしょうか。
人間の肌は外からの刺激を絶えず受けますが、体内からも神経やホルモンからの影響を多く受けています。ストレスが積み重なる事で、心身のバランスが崩れ、均衡が取れなくなると肌荒れとなって皮膚に現れます。
人体はストレスが溜まると、脳の交感神経が興奮し、ストレスホルモンを分泌します。
このストレスホルモンは、人体や肌が持っている免疫力を低下させてしまう働きをしてしまいます。その結果、肌にも症状が表れます。
免疫力が低下しますと、新陳代謝が活発に行われます。よって新しい細胞が次々生まれます。通常は古い細胞が順に剥がれ落ちていくのですが、この作業の働きがにぶいため、過剰な皮脂の分泌や、紫外線によるメラニンの増加が促進し、様々な肌荒れを引き起こしてしまいます。